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中学校ものづくり体験教室 平成22年2月

山口県職業能力開発協会から山口県日本調理技能士会に依頼があり行われた中学生対象の技能士による「ものづくり体験教室」に防府調理研究会から参加しました。今回も防府市で開催予定は無く、調理に限らずこういった貴重な体験を防府市の学生は逃しているのは非常に残念です。

今回のメニューは「はなっこりーの煮浸し」「甘鯛の紙包み焼」「のっぺい汁」という地元食材をふんだんに使ったものとなっています。

まずは小野田尚庖会の講師がデモンストレーション。中学生は板前という職業の方の技術を目の前で見るような機会はあまりなく、手際や仕上がりの良さに驚いているようでした。
技能士とのふれあいで「ものづくり」の楽しさ、素晴らしさを感じてその重要性に気づいてくれる事を期待しています。
中には将来調理師になりたいと夢を抱く生徒がいてくれたらいいなと思いながら調理実習に入りました。

私の担当は2日目ははなっこりー煮浸しでしたが、3日目は甘鯛紙包み焼でした。
担当した生徒達は一生懸命に具の入った紙と苦戦していました。ちゃんとした畳み方でないと焼いている最中に開いてしまうんです。写真からも真剣さが伺えます。

下の写真は講師が作った見本です。
料理屋さんの味をそのまま家庭科教室でも再現できるという強力なレシピが生徒に配られました。
そして、この学校では三学期の期末試験で家庭科試験の出題範囲にこのレシピが追加されました。
切り方や技法の固有名詞が主に出されると教諭から説明がありました。
授業をちゃんと聞いていた生徒は満点が取れたかもしれませんね。

(C)社団法人山口県調理師団体連合会防府支部 防府天神調理師会